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薬剤師の調剤薬局勤務ってどんな感じや様子なの?現役薬剤師が語るよ

薬剤師の調剤薬局勤務ってどんな感じや様子なの?現役薬剤師が語るよ
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どうも音羽です

今回は現役調剤薬局の薬剤師が調剤薬局の勤務の実態について記事にしました

リアルな声なので是非最後までお読みください!

薬剤師の調剤薬局勤務の様子①新卒で調剤薬局に勤務

薬剤師の調剤薬局勤務の様子①新卒で調剤薬局に勤務

新卒で私は県内のみに展開する調剤薬局チェーンに入社しました。

耳鼻科

新卒で最初の勤務先は町の小さな耳鼻科の門前薬局でした。

 

耳鼻科だと扱う薬が

  • めまいや難聴などの耳関係の薬
  • 抗生剤
  • 花粉症の薬

で大多数でした。

 

薬の数が絶対的に少なかったので、新卒でも薬をすべて覚えるのはそんなに大変じゃありませんでした。

 

勤務としては

  • 夏は正直暇。
  • 冬は風邪やインフルエンザで大変。
  • 春の花粉症の季節は地獄

でした

花粉症のシーズンは朝9時から夜10時まで勤務

患者は1時間待ち

とかもありましたね。。

音羽
音羽
もちろんちゃんと残業は付きます!

大学病院門前

耳鼻科から移動して大学病院前の薬局に勤務することになりました。

すごく大変でしたが、学ぶには最適な場でした

 

まず薬を覚えるのが大変でした。

耳鼻科は薬の数が少なかったですが、大学病院前の薬局だとすべての科の薬を扱うのでとても薬の数が多くて大変でした。

 

また

  • 薬の飲み合わせが悪かったり
  • 処方箋での不備や疑問があったり

すると医師に問い合わせるのですが、その問い合わせ方法がFAXのため患者さんに毎回待っていただくことになっていました。

その患者さんを待たせる時間がとっても辛かったですね。

 

  • 小児の生体肝移植の処方
  • 心室中隔欠損の処方

などの普通だとなかなか接することのできない処方にも接することができて幸せでしたね!

薬剤師の調剤薬局勤務の様子②転職して別の県の調剤薬局に勤務

薬剤師の調剤薬局勤務の様子②転職して別の県の調剤薬局に勤務

そのあととある事情で転職をしました。

別の調剤薬局に入社することになりました。

胃腸科と透析の門前

現在も働いている薬局ですね。

胃腸科と透析の門前の薬局です。

 

胃腸科の感想は、、、普通ですね。

  • 胃潰瘍
  • 潰瘍性大腸炎
  • 風邪
  • 胃腸炎

などの患者さんが来ますが

普通の

  • 糖尿病
  • 高血圧

などの患者さんも来ます。本当に町医者っていう感じですね!

大学病院での薬局でここらへんの薬は一通り触れているので全然戸惑うことはなかったですね。

 

もう一つの透析の方はどうかと言うと

透析の薬は大学病院前の薬局でも扱ったことがなかったので新鮮でした。

  • 透析だと飲めない薬がある
  • 透析だと減量しなきゃいけない薬がある
  • 透析特有の処方
  • 祝日も関係なく患者が来る

という感じでしたね。

正直薬局勤務としては

祝日も関係なく患者が来るから出勤。というのが大変ですね

薬剤師の調剤薬局勤務の様子③他県に転職して思ったこと

薬剤師の調剤薬局勤務の様子③他県に転職して思ったこと

他県に転職して思ったことを書きます

県によってルールが違う

県によって保険のルールが違うのにびっくりしましたね。

最初にいた県は全国でも保険のルールが厳しいところみたいで、かなり細かくチェックししたりしていました。

 

逆に今の県はかなり保険のルールがゆるくて、

この例、医師に問い合わせしなくていいのかな?

というのが多くあります。ちょっと戸惑うところはありますね。

 

なんでこんなことになるのかと言うと

薬局はたまに個別指導というものがあって、厚生局に呼び出されるのです。

そしてそこで色々チェックされるのですが、各都道府県の厚生局がチェックするので、都道府県でルールがちがくなっちゃうのですよね。

音羽
音羽
県が同じなら転職しても保険のルールはかわりません

薬剤師の調剤薬局勤務の様子④業務内容が増えている

在宅関係

薬局って受け身のイメージありますよね?

薬剤師が薬局で待っていて、患者さんが処方箋を出す。

みたいな。

 

でも今は少しずつこのイメージが代わってきています。

薬剤師が薬局外に積極的に行かなければならなくなっているのです。

それは在宅業務です。

 

寝たきりで介護が必要な患者

などでは医師が往診(医師が患者さんの自宅に言って診察すること)などをしています。

その後医師からの指示で薬剤師が患者さんの家に行って、薬をお薬カレンダーなどにセットします。

こういう業務が増えてきています。

超高齢社会でお年寄りが増えているからこういう業務が増えているのですよね。

あとは、薬局内の事情ですが、

地域体制加算という加算(患者さんから請求できる点数が増えること)というのがあるのですよね。

薬局の収益があがるためこういう加算は積極的に取るようにと会社から指示を受けます。

そしてこの地域体制加算の算定要件に在宅の件数が関わっているのですよね。

だから在宅は積極的にやらなければいけなくなっているのです。

だから今の薬剤師は積極的に薬局外にでて在宅業務を行っています。

ジェネリック関係

先程の加算と関わってくる話ですが、

薬局では積極的にジェネリックを使わなければなりません。

表向きは

医療費増大で国の医療費を抑えなければ破綻してしまうから値段の安いジェネリックにします。

という感じですが、実際は

加算の問題です。

ジェネリックの使用率が高い薬局は加算がつくのです

逆にジェネリックの使用率が低い薬局は減算があるのです。

そのため薬局は積極的にジェネリックを使用しているのです。

かもめ
かもめ
ただ、昨今はジェネリック会社の不祥事のせいで薬が手に入りにくくて大変なんですけれどね。

コロナ関係

コロナ関係で医療が大変になっています。

  • ガウンを着たり
  • N95マスクをしたり

などですね。

 

他にもコロナで外出できない患者に薬を届けたりなどもあります。

業務の負担になっていますね。

大変です。

薬剤師の調剤薬局勤務ってどんな感じなの?現役薬剤師が語るよのまとめ

  • 県によって保険のルールが違うから、別の県に転勤になったら保険のルールを確認しよう
  • 調剤薬局勤務は店舗によって特色も異なる。耳鼻科なら花粉症の季節は地獄。大学病院前なら常に超忙しい(とっても勉強にはなるしやりがいはある)。透析なら祝日も出勤